株式会社空調タイムス社

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2月28日から3月1日まで東京ビッグサイトで開催された「第21回 SMART ENERGY WEEK[春]」の構成展「BATTERY JAPAN 【春】~第16回 【国際】 二次電池展~」では、冷凍空調業界では冷媒メーカーとして知られるメキシケム ジャパンが、Orbia Fluor & Energy Materials-Koura として出展した。ブースでは、EV用のリチウムイオン電池に必須なフッ素化材料(電解質塩LiPF6、電解液用助剤、PVDFバインダー)、負極黒鉛、再生電池材料を紹介した。こうした材料は、メキシコの蛍石鉱山から米国市場向けに提供可能なもので、IRA(米国インフレ抑制法)に準拠している。展示のうち一際目を引いたのが蛍石=写真。冷凍空調業界では主に冷媒の材料と認識されている蛍石だが、リチウムイオン電池向けにも様々に利用されている。「重要鉱物」に位置付けられる蛍石の国際的重要性は、今後一層高まるとみられる。