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高砂熱学工業はこのほど、バンダイナムコグループが推進する「ガンダムプロジェクト」のうち「ガンダムオープンイノベーション(GOI)」に採択された。GOIは、「ガンダム」を活用したサステナブルプロジェクト「GUNDAM UNIVERSAL CENTURY DEVELOPMENT ACTION(GUDA)」=イメージ=の一つで、現実の社会課題に対して、ガンダムシリーズと未来技術を掛け合わせて夢と希望を現実化するプログラム。高砂熱学は、約20年前より建築設備用途としての水素に着目、水電解技術を磨いてきた。2019年には宇宙スタートアップのispeceが運営する民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」のコーポレートパートナー契約を締結し、月面での水素・酸素生成への挑戦を開始。また高砂熱学は、月面に存在すると言われる水資源を太陽光の熱等を使用し回収する「サーマルマイニング」の検討も進めている。月面の水資源を回収し、水素・酸素を生成できれば、水素はロケットの燃料に、酸素は人が生活することに利用できる。こうした夢があり、かつ実効性がある取り組みを進めている点が評価され、今回の採択に至ったと、同社は考えている。