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日本熱源システム(社長=原田克彦氏、本社・東京都新宿区)は12日、基幹工場である滋賀工場(大津市)で新2号館の開業式典を開催した。新2号館は、生産スペースを大幅に拡張し、自然冷媒冷凍機の生産可能台数を100台から300台へ増強すると共に、CO2冷凍機の実験室や遠隔監視センター、トレーニング室も設けた。式典には海外勢を含めて約600名集う盛況ぶりだった。原田社長は式典で、R22を含むHCFCは2020年に国内で全廃となったが、依然46%の冷凍倉庫でR22冷凍機が稼働していること、また「DRAWDOWN ドローダウン 地球温暖化を逆転させる100の方法」(ポール・ホーケン氏編著)では、100の方法のダントツ1位が冷凍機の冷媒排出抑制であることも指摘。そうした中、同社のCO2冷凍機は、環境性、省エネ性、安全性が評価され、導入数は全国140ヵ所400台に上るが、次は『空調』も視野に。既にCO2冷凍機をCO2ヒートポンプ=写真=として、冷暖房を行う開発を進めており、式典会場となった新2号館では暖房が行われていた