2004年4月28日号 国内冷熱空調工場特集 バックナンバー
4月28日号 ~国内冷熱空調工場特集 | |
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最新号の主な内容 | |
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工場特集 国内出荷額で2兆円近くの規模を擁す冷熱・空調産業。この主要部 分を構成するのは、国内の生産拠点から生み出される製品だ。冷熱・ 空調市場のグローバル化に伴い、生産拠点の最適配置も加速。国内 生産拠点では先進技術発信のマザー工場としてのネットワーク構築、 あるいは世界標準に対抗し得る競争力の獲得が両にらみで進む。また 製品づくりでは「環境保全をキーワードとし、品質・性能という基本機能 はもとより、生産プロセスに至るまでの環境マネージメントが重要度を増 している。環境負荷物質の排除にも比重がかかる。ただ、これに伴う 原価高、直近には鉄、銅など基礎資材の国際相場が高含みに推移し ていることも加わり、新価格への移行に向けた検討も深まっている。冷 熱・空調産業の源流である主要メーカーの国内生産拠点を特集した。 ・三菱電機-静岡製作所 ・日立空調システム-清水生産本部 ・矢崎資源-浜松工場 ・富士電機リテイルシステムズ-三重工場 富士電機ヴィ・シー・アルテック ・日軽パネルシステム-滋賀工場 ・宇和断熱グループ-ユーエフピー ・コマニー-埼玉工場 *なお、次回(5月26日号)ではダイキン工業のパッケージエアコン生産 拠点である金岡工場、東芝キヤリアのパッケージエアコン、ルームエア コン生産拠点である富士工場を特集する。 |
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ドメイン体制で開発も一元化 ・50年の節目を機に 一気通貫での「全体最適」目指し ・06年度に首位完全奪取 フル稼働のRAC設備ルートでの拡販も重点推進 ・一次製品の高騰に呼応 銅管いらずのリプレース急伸 ・「切れちゃう冷凍」絶好調 ノンフロン冷蔵庫・400リットル以上でダントツ ・再資源化率80%の高水準に ・自家発導入しピーク対応も |
三菱電機 静岡製作所 |
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技術優位を市場に展開 ・ Hiインバータ IVXにPAC高伸 "攻めのモノづくり"世界に発信 ・適地生産へグローバル展開 スクロール圧縮の外販を視野に中国生産も ・技能文化の伝承に伝統 若手技能者の登竜門・国際五輪にも参加 ・環境配慮の生産活動を 「適合製品」81機種に拡大 ・「茨木製品」を生産統合 電温、冷却塔など一元供給へ |
日立空調システム 清水生産本部 |
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世界の吸収式を浜松から発信 ・ NYS推進で劇的効果 "世界標準"の競争力の確立へ ・「アロエース」で刻む30年有余の歴史 進化はCOP1.2「MGシリーズ」に ・環境負荷物資の05年排除など エコプロダクツにも注力 ・ COP1.6の次世代吸収式 三重効用機の実用化が視野に |
矢崎資源 浜松工場 |
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高水準のショーケース出荷 ・・商品力・コスト力で競争力を強化 "一品一様"を高効率生産 ・設備投資にも積極姿勢で ソリューション対応の開発を 冷蔵冷凍空調の熱源一体ユニットも視野に ・代替発泡も投資対象に 生産部門にエンジ併設 ・汎用モータで始動 ショーケースは30年余、30万台出荷 |
富士電機リテイル システムズ三重工場 富士電機ヴィ・シー アルテック |
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Pパネルのトップブランド支える拠点 ・受注生産を基盤に顧客志向 「断熱不燃」の活用でフル稼働 ・NPS高効率生産に磨きも 日軽パネルの基幹工場として30年余 ・顧客満足度の追求へ 品位・品格あるパネル供給 ・環境配慮のモノづくりへ 発泡は245faに全面置換 ・業界初のシクロペンタン発泡 西日本の生産拠点、下関工場が稼働 |
日軽パネルシステム 滋賀工場 |
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ノンフロン発泡及び真空断熱設備を導入 ・群馬県から発信、環境負荷低減を 三億円の設備投資を断行 ・ 高い環境性で事業方針明確に 安全配慮の重装備工場設備 ・原液メーカーなど協力業者もフォロー 今期の売上目標は10億円 ・新設備導入のユーエフピー |
宇和断熱グループ ユーエフピー |
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多品種・小ロット生産支える職能集団 ・高付加価値品の即納で成長 事業拡大に向け対応力強化へ ・広がるグリーン購入追い風に ノンフロン断熱不燃パネル「エコセル」販売好調 |
コマニー 埼玉工場 |
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■マネジメント ズームアップ人・点描 フロン回収で独自の「ブルーミングネットワーク」 を展開する香川県冷凍空調設備工業協会の会長 熊谷 昭弘氏 フロン対応でネットワーク化 2年間で10社以上も新規加入 明日を担う 要望のポイントをつかみ受注 三菱重工空調システム 小林 克巳課長 そのほか ・建設物件計画リスト ・各種コラムなど |