株式会社空調タイムス社

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2003年5月14日号 静岡特集/パッケージエアコン(PAC)新製品特集 バックナンバー


 最新号の主な見出し


 静岡特集

 ・静岡県通知でフロン回収報告提出先を「フロン回収事業協会」に指定
   第2種業者にも適用
   公平性と積極貢献を評価


 ・エンドユーザーに顔が見える営業へ
   特徴的なユーザーへの提案も

 静岡日立

 ・「菜庫Jr」が爆発的な出荷
   昨年の予約完納で今年1月まで

 静岡製機

 ・熱源変換でGHPが急伸
   空調負荷見直しなどで利益獲得へ

 三洋静岡設備

 ・特殊空調で”世相受けず”
   売上微増だが増収、信頼で施工は広域に

 東海サーモ
  エンジニアリング

 ・工場”冷却”に実績
   汎用機の仕様変更で対応

 万菱調機

 ・広域でフロン回収実績
   本業は空調冷熱設備工事

 菱友冷熱

 ・ランニングコストを従来比で半分に
   「スカイチラー」製品化へ

 オカレイ

 ・特殊製品に強み
   環境試験装置が伸長

 東西工業

 ・技術力に自信
   生産停止部材や外国製も
   国内部材の改造で対応

 アミテック

 ・低温、空調で得意先が健闘
   業績は前年比順調にクリア
   地域密着で37年の実績

 源冷機部品
  静岡

 ・特殊需要”追い風”に好調推移
   一般産業ルートの強化も

 ・新たに「焼津営業所」開設

 名光機器

 ・設備工事店との共存共栄
   ユーザーメリットのある商品供給

 東海機材

 ・公共工事の空調設備受注も
   南部の再開発取り込み

 静岡ガス・
  エンジニアリング

 ・30社の結束強化を
   全ダ連総会の成功へ努力

 静岡県
  ダクト工業会

 ・スパイラルダクトなど主力に
   フカガワ浜松出張所がフォロー

 フカガワ静岡営業所

 ・着実な前進を
   若さと機動力の発揮で

 三喜工業

 ・「ZAMダンパー」に力入れ
   エアーシリンダーも工場向けに

 ダイリツ
  静岡営業所

 PAC(業務用パッケージエアコン)新製品特集

 ・”底離れ”に期待感、リニューアル需要が根幹に

空調業界の主力であるパッケージエアコン(PAC)が堅調ラインの出荷を続けている。03冷年の上期(02年10月~03年3月)は出荷が前年同月比6%減、実販では同3%減と若干優位に推移している。いずれも前年割とはいえ、第1四半期の前年同月比13%減から第2四半期には横ばい圏へと持ち直しており、今夏のシーズンに向け”底離れ”の期待も抱かせる。
ただ、PAC市場を取り巻く環境は、総じて厳しい。建築着工(非住宅用)は、商業施設や福祉施設など一部に動意があるものの全体では前年割の状況が続く。事務所ビルは、都心での大型再開発ビルの相次ぐ竣工などで需給バランスが供給側に傾き、製造業も海外移転などに伴って国内投資は縮減の方向。環境改善を視野に入れた公立学校の空調化という新たな動きはあるものの新規市場には、03冷年も大幅な伸長期待は薄い。
この中にあってPACは機能の強化が急速に進行する。地球環境の保全、CO2の排出抑制という地球規模での取組みを背景とした省エネ化の推進が一例。改正省エネ法で目標設定される06年基準はCOP(エネルギー消費効率)3・02~4・12(ユニット形態・能力による)だが、現段階では全機種ともクリアされているとみられる。


 ・GHP配管流用で差別化
   ユーザーニーズ対応の製品開発を迅速化

 三菱電機

 ・「省・小・快・環」コンセプトに
   全容量範囲でR410Aに統一
   Newジアスなど新製品投入

 ダイキン工業

 ・新世代「IVX」シリーズ牽引に
   高効率性を提案訴求

 日立空調システム

 ・”設備本流”で注力姿勢
   設備用スーパーパワーエコ発売で
   R410Aライン充実

 東芝キヤリア

 ・スーパーエスパシオⅡ、2賞受賞の実力
   学校空調など関東中心に氷1000システム

 三洋電機空調

 ・勝負する高COP商品開発
   ”更新”軸足に提案営業強化

 ・「技術競争時代」を勝抜く
   総合技術力投入で新製品開発を加速
  取締役 冷熱事業本部長 大宮英明 氏

 ・健闘する大型冷凍機部門
   ビル・工場空調に省エネ
   インバータターボも投入

 ・海外拠点機能の拡充へ
   「自立した分散型体制」構築

 ・セゾンPAC「標準機」発売
   全機種でグリーン購入法クリア

 三菱重工業
  冷熱事業