2003年4月30日号 国内エアコン工場特集 バックナンバー
最新号の主な見出し |
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国内エアコン工場特集 国内冷熱ビジネスは新築物件の減少や価格要請が強まるなか、依然として 厳しい環境にあるほか、日本の製造技術・加工技術を持って中国など海外に 生産拠点をシフトする動きが加速する現状では、国内の「空洞化」という問題 も懸念されている。 しかしながら長年にわたり蓄積された冷熱製造に関わるノウハウは、日本の冷 熱産業を支える基盤であり、国内では機器性能のさらなる高度化、付加価値の 高い需要創造形製品の開発が強く求められる一方、比率の高まるリニューアル ・買替え需要に対する対応ではフレキシブルで迅速な供給体制が重要であり、 国内の生産工場が担う役割は非常に大きいものと考えられている。R&Dを通じ て機器性能のさらなる高度化、生産性の向上に努めるとともに、世界市場を視野 にグルーバルネットワークの構築も進める冷熱・空調機器メーカーの国内製造拠 点に焦点をあてた。 |
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世界最先端の技術を展開 モノづくりの世界中心へ ・顧客合致の“バリュー”提供 ・高効率プラス省スペース、静音の Hiインバータ「IVX」に具現 ・冷熱専門で60年余 ・技能者の伝統が脈々と 「五輪」出場、今年も ・スクロール新世代機に 高効率、高信頼性乗せ 「IVX」シリーズに搭載 ・「環境」配慮で「適合」製品を 60機種登録、出荷額の19%占有 ・市場近接の適地生産強化へ PAC、中国・青島でも 世界6拠点体制へ |
日立空調システム 清水生産本部 |
先進的なハイサイクル生産を導入 ・「変種変量」で変化に素早く対応 ・ジャストインタイムで製品供給 国内生産でも総合コストで競争力 ・自然と水に恵まれ 01年9月には廃棄物ゼロ化を達成 ・「空気質」追求で進化の余地 ~製品開発 “五感”に訴える機能に視点 ・業界初の加湿機能でヒット ~「うるるとさらら」 超音波発生で癒し効果 -03冷凍年度最新モデル |
ダイキン工業 滋賀製作所 |
独創技術で付加価値性を強化 ・一貫したリニューアル対応 エンドユーザー、設備工事店 双方のメリット追求 ・全機種国内生産で 柔軟・迅速に対応 ・“既存設備の流用”主眼に パッケージエアコン オンリーワン商品で展開 ・多数の納入実績 リーフレットで営業支援 ・国内生産で“活のいい”部品 ~ルームエアコン「霧ケ峰」 マーケットへは即時対応 ・「霧ケ峰・体験ラボ」 TV各局も利用 |
三菱電機 静岡製作所 |
フレキシブルな生産体制 ・レイアウト最適化 「大清快」構成比高め高調 ・コンプレッサの出荷堅調 1品管理を徹底 ・空調システムセンター「AIRS」 理論と実際 体感施設 ・改正建築基準法へ対応充実 換気設備のシステム提案を |
東芝キヤリア 富士事業所 |
=特集外= ・NPS生産方式を採用 =栗田電機製作所 埼玉工場でカンバン管理= 在庫減少と品質保持に貢献 ・世界最大規模のオープン型ビルディングオートメーション =高砂熱学工業が森ビルと共同開発= 六本木ヒルズ森タワーに納入 ・最大約8割の経費削減フィルター ~KELが開発 ・画期的な鉄板風船ダクト ~富士空調工業 流通コストを75%削減 ・生活者主義の革新期 生活プロが求める販売のプロ化 アドマイヤカンパニーを目指して ~14期連続で増収・増益 ヤオコー・川野幸夫社長のスーパーマーケット像 ・北から南から(全国地域別トピックス) ・建設計画物件一覧 ・各コラム ■マネジメント ズームアップ人・点描 共同行為で利益追求へ 今年度売上高は3倍増を 東京冷凍空調事業共同組合の2代目理事長 になった沖原工務所(品川区)の専務取締役 沖原 正宜氏 明日を担う 環境対策の提案でアプローチ ネオス 部長 播井 良司氏 |