株式会社空調タイムス社

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おかげさまで創刊64周年

2002年11月13日号 ヒートポンプ特集/お陰さまで創刊2000号 バックナンバー


 最新号の主な見出し


 ヒートポンプ特集

 ・省エネ、熱リサイクルで環境負荷を低減

 ・普及の裾野広げるHPシステム
   民生用では圧倒的主力に

 わが国が消費するエネルギーは、一次エネルギー(原油)換算で年間7億2300万キロリットル。この大半は熱に転換して放出されていく。環境保全という今日的なテーマからすれば、投入エネルギーの有効利用(省エネ)とともに排出エネルギーの回収利用、熱リサイクルの重要度が高まる。
 一方、熱エネルギー消費の約26%を占めるのが民生部門(日本エネルギー経済研究所)。このうち冷暖房比率は84対16だが、この20年間で暖房エネルギー消費が1.6倍であるのに対して冷房エネルギーは3倍近くになっており、夏季デマンド電力を高める要因になっている。つまり空調(冷暖房)エネルギーの抑制とともにとくに冷房エネルギーの低減化が課題とされる。
 冷熱・空調では一般的な技術として定着しているヒートポンプもエネルギー有効利用の一翼を担う。ヒートポンプシステムの高普及とともに、排熱回収型のシステムは定着し、省エネ・環境負荷の低減に実効を高めている。地下鉄や下水などの都市排熱や未利用エネの活用では熱交換技術、ヒートポンプ技術が幅広く展開されている。


 ・メンテ容易な排熱回収器
   汚れた工場排水でも効率維持

 繊維加工業の
 ニッセンソフテック

 ・熱交換器で豊富な機種
   トータルな省エネプランを提案

 ゼンシン

 ・地中熱利用でCO2削減
   環境負荷の低減へPR

 地熱エンジニアリング

 ・冷凍機排熱利用で床暖房
    10月に特許取得
   食品店舗の環境改善に評価

 新冷工業

 ・エネ有効利用にHP技術
   COP向上に高い潜在能力

 東京電力

 ・シンプルシステムで省エネ
   空冷HP排熱利用システム

 五洋建設

 ・HPチラ-でも高実績
   給湯・加温で省エネ性を発揮

 三菱電機

 ・環境エネルギーの総合利用
   ソルエアヒートポンプシステム

 鹿島

 シリーズ3週目
 「03冷年度に挑む」をテーマに空調機器メーカーの”秘策”を掲載

 第三回
 三菱重工業

 資源活用に社内横断も
 新技術、新分野創出に取り組み

 営業統括部長  岡 博